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モンタレー・ジャズ・フェスティバル

創始者・ジミー・レオンズの夢がモンタレー・ジャズ・フェスティバルの始まりだった。その夢とは「世界中の選りすぐりのジャズ・ミュージシャンが同じステージに立ち、 リゾート地の週末を全部ジャズで埋めつくす」と言うものであった。ディジィ・ガレスピー、ルイ・アームストロング、ジョン・ルイス、シェリー・マン、ゲリー・マリガン、 アート・ファーマー、エアネスティン・アンダーソン、ハリー・ジェイムス、マックス・ローチ、そしてビリー・ホリデーらが演奏しその夢は1958年に実現のものとなった。

それ以来、毎年9月の第3週はモンタレー・フェアグラウンズのステージ(現在は7ステージ)は同じような才能を持ったミュージシャンで埋めつくされている。モンタレー・ジャズ・フェスティバルは3日間、 最高のジャズパフォーマンスを世界に提供する。これはジャズへの祝福のためでもある。音楽以外ではジャズのパネル・ディスカッション、ワーク・ショップ、クリニック、 そして世界中の食及びショッピングのフェスティバルが20エーカーに及ぶモンタレー・フェア・グランドで繰り広げられる。 第49回モンタレー・ジャズ・フェスティバルは西海岸カリフォルニア・モンタレーにあるモンタレー・フェア・グランドで2006年9月15日から17日にかけて開催される。 (オフィシャルのサイトから引用)


アメリカ・サンノゼに赴任していた1998年、モンタレー・ジャズ・フェスに行く事ができた。前日サンノゼのダウンタウンでチケットの入手を試みたがソールド・アウト。しかし車でハイウェイを飛ばしてモンタレーに向かった。会場に近づくにつれ、 パーキングも満車。やっとのこと、普通の民家の庭先のような空き地に車をとめる事ができた。15ドル〜20ドル程度であったか。そこらかフェア・グランドまで歩いた。ダフ屋からチケットを買った。いくらで買ったか記憶は定かでないが、多分ふっかられたのだと思う。

会場の中にはさらに有料となるエリアもあった。パット・メセニーも出演していた。私はそちらには行けず「無料」のステージを楽しんだが、ゴスペルでも歌いだしそうなやたら存在感のある女性ボーカル
がR&Bを歌っていた。翌週のサンノゼ新聞にこの人の記事がでていた。会場は野外ステージ、体育館のような講堂、色々な出店、そして沢山の人でごったがえしていた。講堂ではビックバンドの演奏を見る事ができた。スイング感が心地よかった。またディジィ・ガレスピーのテントもあり、ディジィ・ガレスピーの資料がところ狭しと並べられていた。 (2006年9月9日TK)

1998年(9月18日〜20日)の出演者は以下の通り

Jimmy Lyons Stage

Paquito DRivera&the United Nation Orchestr・Zawinal Syndicate・Mingus Big Band・Sista Monica・Marcia Ball/Irma Thomas/Tracy Nelson:Sing It!・Tower of Power・DeeDee Bridgewater・ave Brubeck Quartet・Tribute to Boddy Hutcherson with McCoy Tyner・LosAngeles County School for the Arts Big Band・Monterey Jazz Festival High School All-Star Big Band with Bobby Hutcherson,Ray Drmmond and Peter Erskine・Al Jarreau・Pat Metheny Trio with Brian Blade and Larry Grenadier・Ray Drummonds All-Star Excursion Band・Elvin Jones Jazz Machine

Garden Stage

Martin Headman Group・Joel Harrison Octet・Mingus Amungus・Alvin Youngblood Hart Gary Smith Band・Sista Monica・Marcia Ball/Irmas Tomas/Tracy Nelson:Sing It!・Rebecca Mauleon&Round Trip・Omar Sosa・Will Bernard 4tet・Oakland Interfaith Gospel Choir・Lavay Smith&Her Red Hot Skillet Lickers・Roger Eddy Group・Berklee-Monterey Quartet'98・Lan Xang・Bobby Hutcherson Quartet

 

 

アメリカ西海岸

アメリカ西海岸は北からワイナリーで世界的に有名なナパ・バレイ、サンフランシスコ、コンコード、サンノゼ、 スタンフォード、そしてモンタレー・カーメル、ロサンゼルスなど魅力に満ち溢れている。酒好きならいかにも葡萄酒と言った感じのナパの赤ワイン、音楽好きなら各地で行われるジャズ・フェスティバルなど見所が沢山ある。コンコードは富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル・イン・ジャパン(1986年〜)の本家のコンサートが開催される。富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル・イン・ジャパンはホールで開催され、ホール・コンサートの代名詞となっている。

赴任時、サンノゼ・ジャズ・フェスティバルにも足を運んだ。このフェスはサンノゼ・ダウンタウンのストリートや公園にステージが作られ、地元のミュージシャンやビッグ・ネームのジャズ・ミュージシャンが演奏する。 もちろんほとんどが無料のコンサートだ。カフェの中庭でも演奏していたり、大きな会場を使用したフェスとは一味も二味も違った楽しさが魅力。公園の一番大きなメイン・ステージでは、 ダイアン・シューアがピアノだけで音楽を奏でていた。本番だがリハーサルかわからないステージで観衆をわかせていた。(2006年9月9日TK)

 

 
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